しろくま手帖。

基本3文。ムリヤリに3文。それ以外はココロのままに長文、乱文、やっぱり散文。

バンドマンのすべらないトークショー at 得三

MR.PAN(THE NEATBEATS)
増子直純(怒髪天)
悩める(?)バンドマンたち(4名のうち2名、ガソリンのメンバー)


兄ィが名古屋3daysなら界隈も3dayだわな…という感じの客層だった。
ニートビーツも関西2daysの帰り道(いま東京住まいだったのか)らしくこの企画になったらしい。


ふたりが登場し「楽屋で話すことは全部喋ってた」と。
「1時間フリートークってことですけど」と進行する。


ネット上に書いていいのか悪いのか、判断のつかない話ばかりしていた。
いろんなフェスのおもしろ話と、ギターウルフ、坂さん、(矢沢)洋子ちゃんまわりの話が長かったかな。


あと、会場からの質問に答えてたり。
PAN「メンバーをそれぞれひとことで説明すると」
兄ィ「酒呑み、ギターバカ、デブ…通風…」
坂さんについては長くなりがち。笑



フリートークというか雑談なので、話がぽんぽん変わっていき、話のオチまでキッチリするやつと話題が変わってゆくやつとが交錯していた。
このふたり閉じ込めといたら酸素なくなるまで喋ってんだろうな。


まぁ、イベントの主旨が主旨なので、楽屋話が多く、身内ネタというか、ファンがかぶってるのもあるから、説明というのが一切なく、モノを知らないとついてくのたいへんだな。
兄ィが「アンノくん」と話続けてて、ギターウルフのセイジさんのことだと理解するまで時間かかった、など。


なんだろう…既視感ある…。

あっ。棚つまだ。
かつてあったラジオ番組で、新栄のロックバーHUNNY-BUNNY店主とリバーヴスのギターボーカルの音楽好きふたりがくりひろげる「棚からひとつまみ」みたいだわ。
「みんな大好き」みたいな感じに一般のマニアではない音楽好きのリスナーにググらせる、そんな番組だった。


兄ィは新幹線で帰らねばだったので、ステージのかたわらに荷物まとめてて、9時30分頃に去って行きました。


そのあとMR.PANが「ここまでがお金払った分のもんで」と第2部(?)がシームレスに始まる。


おもしろいのだけど、夜10時を過ぎてきたのに、終わる気配は微塵も感じなく。
途中退場するのでありました。


店の外に出ると


おなか空いたからか、あきらめて別の店に行ったひともいました…(合掌)。

最後まで聞いていたくもあったけどね。
まだ月曜日やわ。



はー、でもたのしかったー!!



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DTPの勉強部屋 第47回勉強会 at ウインクあいち

Session 1:津田淳子さん(グラフィック社)
印刷・紙好きがオススメする注目の印刷、紙、加工とは?

Session 2:島肇則さん
カラーマネジメントの考え方と実践

Session 3:hamkoさん
Illustrator大好き・はむこさんの「○△□でなにつくろ?」名古屋出張版


きょうもたのしげなセッションばかりで告知早々ソッコー申し込んだったわ、ってくらいたのしみでした。



すてきなクリアファイルはIllustratorとPhotoshopのやつです。
クモの巣になってるシールはタック紙(シール用紙)のトレペくらいのやつに白インキと箔で、意外と丈夫でほんとにクモの巣のようです。



そんな人気雑誌「デザインのひきだし」編集長の津田さんは、自己紹介でデザインのひきだしについて説明しようとして印刷加工のおもしろ話が広がってて


めっちゃ長い自己紹介でした(たのしすぎる)。


それで、津田さんの経験などからきた用紙・インキ・印刷・加工ベストテンを発表しつつ更に紙や印刷加工への探究心のすごさを語ってくださいました。
前に見たセブンルールより一般向けじゃない分、深い!

使い古された面白味に欠ける紙だと(津田さんが)思っていたマーメイド紙の淡い系の新色を紹介しつつ


色名が変わってるだけのやつもあったけど。
そしてワタクシはむかしからやたらマーメイド紙が好きだ(告白)。

コラム的に会場に配ったトランプを「破いてみてください。表と裏の間にグレーの紙が挟まってますから」


と、紙への興味の持たせ方もすごかった!
間のグレーは透けないため(で、訂正シールのアレだな!とか思っちゃうせつなさ)で、トレーディングカードなどにも使われている紙だそうです。
更にカジノなどでは、イカサマ防止に店ごと日ごとで間の色がちがうとか!
ふおおお…!

脱プラスチック製品の世の中になってきてるので紙製品の可能性が高まっている、というとてもわくわくする話まで。


島さんのお話はカラーマネジメントから入り、カラープロファイルへ。
スキャナも色合わせするという発想がなかったので思わず膝を打った(おい)。
そして計り(キャリブレーターなど)はあまり安物を買わぬよう、という話。


みんなが尺度の近いものさしを持てますように。


トリはイラレ魔女っ子・はむこさんのペンツールを使わず、効果やパターンを使った作図のお話。

+Designingの人気連載で○△□でなにつくろ?から、まずお弁当を作図するデモ。
おにぎりを作るのに楕円のオブジェクトに膨張の効果を加えて、それっぽい三角形を作って見せてくれた。


思わず叫ぶほど(表面上は無言)の衝撃を受けた。

長らく古い環境で仕事続けてたので、パターン編集するのとか使ってみようとして分からずそっと閉じるをくり返しているのですが、とりあえずマネしたくなる青海波のアレコレを見て感激のあまり拍手をしていた。
算数がんばろう(パターンはとにかく算術脳がいる)。


ジャンケンはきょうもハズレました。

がっつり懇親会も行ってきた。
津田さんの四方金名刺もいただいた(うれしい)。


カラーリングで、もうこれがドアラにしか見えない。
青いのだけじゃなく、かわいい三色スミレ模様でしたけど。


トランプの紙の話のときに


津田さんが「抹茶味のアイスクリーム容器はちょっと特殊」と言ってたのが気になって、コンビニ寄って帰宅するのでありました。



追記。
まとめです。
20190720名古屋 DTPの勉強部屋 第47回勉強会 #studyroom047
https://togetter.com/li/1378733




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#名古屋の東京展 トークイベント at Crema Gallery


先日行ってきたクリマギャラリー。
上條淳士 EXHIBITION #名古屋の東京展 at Crema Gallery
http://q9x9p.jugem.cc/?eid=3995

エキシビションはあしたまでです。
11時スタートで上條淳士さんが在廊されるらし(いついるかはしらない)。

上條さんがひとりホストもゲストもなくトークをなさっているのだけど、チーム上條(出版社担当編集者、書店イベント担当、コーヒー屋さん、ブッキングのすごいひと←だんだん説明が雑)に話を振ったり、客からの質問に受けてたりして、気づけばけっこうな量のメモを取っていた。


上條さんひとりぽつんと座って喋る前に注意事項と場をあっためるために現れた書店イベント担当の「ダンディさん」が


Twitterでの予告どおりにハジけた出で立ちで前説して、Tシャツまでコーディネートした上條さんに「あっためすぎだろ」と言われていました。



チーム上條の面々。


たくさんメモした中で「画材にこだわりがない」「これは上條淳士のネコだと言える線をみつけたい」「(デジタル制作に関して)フルデジはちょっとちがうかなと思うけど、彩色などは勉強していきたい(目指すスタイルは江口さん)」のあたりは声が出そうな反応だったなぁ。
編集者日下さん「原画展をやってきてお客さんの感激がそのまま伝わるような本にしたい」
上條さん「東京という作品集はベタムラやトーンの貼りあとが分かるように製版されてて、作家としてはイヤな部分なんだけど、原画展をやってきてそれもたのしめるようになった」
てな感じの話は入稿側はもやもやするけど、ファンとしてはやはり肉筆感あるものはうれしいもんなーと考えていた。


あとは株式会社TORICOという会社の話がたいへんおもしろかった。
靴屋からネット古書店(となりのブックオフから仕入れ)になって新品も扱うようになったら業界のタブーに触れたみたいで方向転換して全巻ドットコムを始めたので、出版業界のひとが誰もいない…そして取締役はいまここでホットパンツはいてる、なんて話はたいへん興味深かった。


手刷りTの元のTシャツは上條さんの私物で、500枚くらいあったのを処分(!)するために始めたらしい。
それぞれに図案も型もちがうので微調整しつつ刷ってるから作り手の満足度で値段がちがうとか。
中には「しまったな」ってのもあったというかわいらしいエピソードも。





「コンビニではアイス買っちゃう」という話をなさってたので、帰宅後ストックのアイスをいただくワタクシなのでした。

はー行けてよかったー。



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名古屋意匠勉強会ナルホ堂『中村書体と筑紫書体講座』

at 国際デザインセンター(ナディアパーク内)

筑紫書体の藤田重信さんと、中村書体(ゴナ、ナールほか)の中村征宏さん、Webフォントのすごいひと〈フォントおじさん〉関口浩之さんの講話。
そして中村さんと藤田さんの対談。


お題目だけで卒倒しそうなイベントでした。


仕事始めた頃は「本文(ボディコピー)にゴナかナール指定しといたら上司のチェックは通る」とか使ってた最後の方の世代なので、ゴナやナールを作った中村さんのお話が聞けるのは「ほんとに存在するんだ…!」とミョーな感動から始まってしまうのでありました。
藤田さんのお話聞けるのもモチロンすごいウレシイことなのですが。
とはいえ、ゴナとナールだけでひと晩呑めるほど、がっつり写植の時代に生きてないけどね。


中村さんの経歴を丁寧にお話しされていて、看板屋で3年→印刷工として3カ月、名古屋テレビのテロップ書きやってて、写研の公募でナールを応募したら採用され、そこからタイプデザイナーとして活躍され、ゴナ誕生の話などなど。
ナールを作った背景が「ツメなくてもいい升目いっぱいの文字があればいいのに」というのには「あぁ、なるほど」というのとともに、ちょっとクスッとしてしまった。



藤田さんのキレイで整っただけの書体より少し引っかかりのある書体を作るのは、子どもの頃から好きだった、昆虫やキャラクターやクルマなど、自分の好きなものから滲み出てるっぽい(大意)と言ってて興味深かった。


フォントおじさんこと関口さんの話で「Webサイトの情報のほとんどはテキストである」という当たり前なことに気づいてなくて目からウロコの気分になったりした。
Webも勉強していかねばならぬかしら…趣味の日記でひとりポータルサイト(ブログともいう)をなんとかしたいキモチなのでいろいろ考えながら聞いていた。


対談は、藤田さんの「写研の前半を支えたのは石井書体だったけど、後半を支えたのは中村書体だった」と石井社長は生前の言葉でうつくしくおわるのでした。
フーツラやヘルベチカみたいに、いろんな(いびつな)フリーフォントが出回らないよう、写研の書体をデジタル化することが叶わなかったのは、使う側としても悔やまれる。
これからがあるといいんだけど…(やはりいま見てもうつくしい書体だと思う)



惜しげも無くゴナやナールの原画が展示されていた。
さらに文字盤もあった(くらくら)。



フトコロ事情で懇親会出ない気だったけど、こんなアガる話聞いてて懇親会行かずに帰るのもったいないから参加してきた。

尊敬する組版屋さんのカッコイイ話が聞けてうっとりした。


いま、文字組無縁な仕事に就いてるから、勉強会が完全に趣味になってきたなぁ…と思いながら帰るのでした。






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DTPの勉強部屋 第46回勉強会 at ウインクあいち

Session 1:境祐司さん
DTPとAI(人工知能)
InDesign、Illustrator、Photoshopのこれから
〜Adobe Sensei最新動向

Session 2:浅野桜さん
ウェブデザインきほんの「き」
〜脱!印刷デザイナーあるある
(困)なデザインデータ〜

Session 3:鷹野雅弘さん
ワークフロー最適化のためのIllustrator、Photoshop使い倒しテクニック



Adobe Community Evangelistばかりの勉強会には

資料と一緒にこんなおみやげつき。


印刷やデザイン業界にDTPがやってきた頃と、インターネットが登場した頃の話から始まり、けっこう前のバージョンからPhotoshopにはAdobeのAI技術が搭載されていたというところから、今後の近い未来にどうAIが入ってきそうで、どう仕事仲間としてつきあっていけばいいか…みたいな話をがっつり濃くの第1セッション。



印刷脳のデザイナーが下版以降の出力工程に迷惑のないデータを作るように、WEB用にはこういうのがあるからこういう考え方とココロガマエをみたいな、昨日依頼されてまったわーというひともフォローできそうな内容。
作業マニュアルとかTipsではなく、考え方の方の話の第2セッション。


第3セッションは濃度の高い第1セッションをもうちょっと薄めてというか噛み砕いて、目の前のAIはこうで、DTP、インターネットを経てこれからは人工知能をうまく使ってみんなで早く仕事終わらせよう(雑)な内容でした。
鷹野さんの話はデモも多いし、その日の内容に合わせた話するしでとてもライブ感あるので、つい聞き入ってしまう。


#studyroom046 DTPの勉強部屋「第46回勉強会」20190323
https://togetter.com/li/1331104




名古屋は自分用のメモ取る人が多いのかあまりツイートないんだけど、だいたいこんな感じでした。


いつもどおり懇親会までたのしかったです。


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「あわれ・あっぱれ・見栄っぱれ 〜ワキから見た本丸御殿〜」安田登×いとうせいこう×橋本麻里

名古屋城文化発信プロジェクト
RE:PRESENTATION
名古屋城の「見栄方」 Vol.1

あわれ・あっぱれ・見栄っぱれ
〜ワキから見た本丸御殿〜
安田登×いとうせいこう×橋本麻里



花見の季節でもないのに暗い時間に名古屋城近辺にいるフシギ(平日は除く)。
いや、平日でもこんな近くにおらんわね。


名古屋城の魅力をいろんな角度から発信してゆくプロジェクトというの第1弾で、能楽師の安田登さん(師匠)と、いとうせいこうさん(弟子)と橋本麻里さん(弟子)という3人が登場。
障屏画の味わい方を語り、転換中に話題になってたよその部屋の絵を客おのおのが確認、安田さんの能にいとうさんが合いの手を入れる演目、みんなで高砂を唄う。

という、まちがってないんだけど説明だけで伝わらないイベントに行ってきました。



まず、お寺もお城も部屋に意味(目的)があって、そこをぐるりと囲む障屏画には物語(というか説教めいた何か)がある。
絵にも位がある(山水→仙人→花鳥→走獣…その他、町並みなどの人物風俗画など)。
そして襖や屏風は飾って眺めるだけの絵画ではなく開閉など動くものなので動画的な楽しみ方ができる。
と橋本さん中心の解説を聞きつつ進行。
「なんでトラとヒョウ(が一緒の絵)なの?」というせいこうさんの疑問に橋本さんが答えてたり。

その前の時代に一般的な絵巻物は手元で好きなスピードで戻ったり進んだりiPhoneのようなもの(せいこうさん)。
人物の多い絵にこのシチュエーションで鼓が描かれてるからこの演目をしてるところだ(安田さん)
なんてのが合いの手のようにがんがん入ってくるおもしろさ。


というのより前に



暗くて寒い(空調設備ないし)本丸御殿に入っちゃってるんすよ。
それだけで「ふぉぉぉ…(きらきら)」ってなるじゃないですか。

あまり神社仏閣や城めぐりする方じゃないワタクシでもやはりアガる。
敷地のお寺さんやお宮さんがある景色を見る方が好きなんだけど。
ていうかお城って山の上にあって下から眺めるもんやんね(基準岐阜)。

照明も大きいのでなければ多くもなくて、襖の絵の具や金箔の凹凸まで見えそうなくらい。
いまハッキリ見える草は昼間の光でどれくらい見えるんだろうか…など、興味がわいてきた。


安田さん曰く「昼間じっくり眺めてたら後ろから押されたので空いてるときにオペラグラス持って来てください」というくらい描き込みの絵がたくさん。


せいこうさんが「かわいいかわいい言ってた」というジャコウネコの絵は夜の下から明かり照らした状態で見たら目が光って見えて怖かったらしい。

「転換後の安田さんに、せいこうさんの合いの手」というのは、漱石の夢十夜の第三夜を唄いにして、その背中の倅の台詞をせいこうさんがぽつぽつ言うものでした。
めちゃくちゃカッコよかった…!
(漱石のそれ読んだことないのに、やたら状況が目に浮かぶな…と思ったら近藤ようこのまんがで読んでたんだった)


「高砂をみんなで唄う」は、そのまんまです。
先生のあとについて唄うっていうか、完全にコール&レスポンスやった。

ああ。
お能にも興味わくわこれ。


描き込みが多い絵といえば、まとめの辺りで、せいこうさんが障屏画はRPG的なもので「きょうはどのプレイヤー目線で見ていくか」と、ひとつの絵でも興味が尽きないと思える見方を言っていた。

はーたのしかった…。



わざわざどこかの神木みたいな古い木切って木造で博物館として時代に合わないもの作らんでも、立派な昭和の文化遺産あるやんね…と思うお城を間近に見てきた。



10年くらい名古屋城眺める生活してるけど名城公園までしか来たことなかったわ。

この取り組み、成功してると思う…いまめっちゃ本丸御殿ちゃんと見たい。

そんでレキシT着てたひと(主催者?)がこの先の告知してたけど、既に満席になってる催しが多いみたいです。
また気になるお題があったら参加してみよう…。




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DTPの勉強部屋 第45回勉強会 at ウインクあいち

Session1:ひとりで歩いて行くための、Photoshopの基本機能徹底解説
カラーマネジメントまわりの解説(前半)
トーンカーブと色調補正のTips(後半)
村上良日(やも)氏

Session2:製版事故・出力事故を整理して、安全を手に入れる
森脇恵氏

Session3:印刷できるDTPデータ作りのポイント
尾花暁氏


今回のスピーカー様たちは、東京のDTPの勉強部屋を運営してる方々です。

Photoshopのすごいひと、やも氏のわかりやすいリクツから入る「カラープロファイルがなぜ重要か、モニタのキャリブレーションなどのカラーマネジメントがなぜ必要か」という内容の話。
フォトショップでカラー調整の話を後半で始めるときの「RGBモードで必ずやること」が無難にしみてくる。

実作業としてトーンカーブをうねうねやるときのリクツもあったので、トーンカーブは呪文のようにS字にするというのが良かったり悪かったりするワケがわかる。
「さわってたらなんとなくできた」より「リクツがわかって操作すれば時短につながる」だからね。





出力の現場の方からのありがたいお話。
制作側も出力側もしあわせになるために(そらー事故を望むやつおらんわな)。

このあとのあかつき氏の話はそれを制作側というか総合的な立場でまとめるような話でした。


3人ともに共通してたのは、
▪ 古いやり方が悪いわけではなく、なぜこういう手段をとっているのかを知ること
▪ いままでのやり方が古い(ソフトや機械に合ってない)と気づき、ワークフローを常に見直すこと
▪ 基本的に印刷物として仕上げるまで仕事なので、先の工程(出力や印刷や製本など加工)とコミュニケーションを取り、お互いの意図が通じるようにすること
▪ 何もわからないままに道具を使わないこと


というようなことだった。
やも氏は「先輩の言ったことは忘れましょう」という言い方をしてたけど、イラレの透明効果の概念がないままのひとっていそうだもんなぁ…(経験談)

懇親会でも「いつまでもEPS画像がやってくる」「秘伝のタレ継ぎ足し系のデータの運用がせつない」「ひとりだけ新しいやり方をする方が事故のもとなのでムズカシイ」などの話を聞いてもらったり聞かせてもらったりした。


そういえば、あかつき氏が「コンセンサス」という言葉を使ったので「簡易校正機」を思い浮かべる「校正というと印刷のじゃなくて工業製品でも行うソレを思い出す」など、立場や会社業種のちがいで同じ言葉が同じ意味で通じないというのもあるなーと気づいた。
やっぱコミュニケーションだいじ…。



個人的にはクリップ式のレンズかidのピンバッジがよかったなー(贅沢な悩み)。



フォトショップの話を聞くから勝手にハンズオン参加しようかと思ったけど「おおむね座学だよ」と言われたので(ついったー便利)MacBookには留守番をたのんだ。

OS上げてメモリ増やしてCC入れた…というよりステッカー類(ひとつ付箋)を誰かに見せたかっただけだけど。




まとめていただきました。
https://togetter.com/li/1287091

ありがたや。


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DTPの勉強部屋 第44回勉強会 at 安保ホール

スピーカー
紺野慎一 (株式会社星海社)
祖父江慎 (有限会社コズフィッシュ)

Session 1
祖父江慎のブックデザイン(前半)
Session 2
実況! 出版の現場はTipsの宝庫!?@星海社
Session 3
祖父江慎のブックデザイン(後半)


11年越しに完成したコズフィッシュの本についての話から始まる。
11年あるので、はじめの折れから奥付の折れまでソフトのバージョンがかなりちがう。
デジタルだと長年かけて完成させる本てムズカシイのね…と思い知る。


祖父江さんの
「(デザインとは)うっとりすること、うまくいかないこと」
「デザイナーというのは、相手のひとことで全てを捨てる勇気を持ってないと」
などの受け手がハッとするような心構えから
「印刷は永遠じゃない。本の寿命は予算で変わる」
というミもフタもない事実から
「いろんな事件が僕の恋人です」
までのアタマの中のものをアウトプットするための果てしない(ように見える)探究心まで、実例とともにお話を聞きました。



刈谷美術館の回転展のときに聞いた「印刷屋の担当者になりたくないけど、めっちゃおもしろーい!」な感じのを独白で。
いやー。たのしかった。
ずっと聞いていたい。

一見ムチャな製本や印刷も、何がどうしてどうやってできるかをちゃんと知ってるからこその想像力だし。
好きなもの多いひとの話って、たのしいよね。


第2セッションの紺野さんのお話、今回は出力辺りの話ではなく日々のオペレーション業務がしあわせになるTipsを、星海社の出版物という実例とともに。


おととしくらいのわたしに教えてあげたかった(もっと前でもいいけど)っていう、インキ管理とページツールとファイル拡張子にリンクを再設定のお話。
おととしくらいのわたしが知っても、使ってたInDesignはCS3やったで、しあわせになれるかどうかわからんけど。


デジタル(Web)のまんがを電子書籍や紙の本にするための画像(まんがなので全面だけど)変換してる話、Webの連載もののコミックス買うことあるのでとても興味深く聞いていた。
まぁ、ツイ4のまんが読んでるのもあるな。

懇親会で、妄想テレパシーとハリネズミのハリーの紙のコミックス買って気になったことをぶつけてしまう俺だった。
完全に読者目線だったけど。
や、まんがなので紙原稿に製版指示が入るイメージがわたしの中にあるんだろうなぁ。
はじめからデジタルだろうに。


2回めの祖父江さんのセッション。
小説の本文を絵本の文字表現のように、読んでてフシギな気持ちなる組版にするために紺野さんががんばったという話から。

本文の文字組みの指定紙を渡し、紺野さんにこういう風にしたいけどどうやってデータ作るの?と相談したと言えば、紺野さんがこれはこういうツールを使ったと解説する。
DTPで垂直平行にものを作ることしか考えてなかったけど、いつものツールで不安定なもの作れるんだー…いや、作らんけど。

紺野さんの解説が入ることで「うわーむりー」じゃなくて「そうか完成してるってことはオペレーターがそのデータ作ることできるんだ」と考えが変わる。

無茶苦茶しろってことじゃなくて、ツール使いこなせてないのを知るというか。


かなり終盤、「こっからイチバン話したいことなんだけど」って、道後温泉のオンセナートの坊っちゃん部屋の話にするために、まず坊っちゃん愛を語る。


「坊っちゃんだけで500冊ほどある」「こっちに八犬伝、むこうにピノッキオ…」など、同じ内容の本をたくさん持っているとのこと。
なぜか。
時代や場所によって組版が変わるから。

夏目漱石の原稿はこう、冊子に載ったのがこう、どこどこから出版されたのはこうで、時代がこうなってこう…。
お持ちの坊っちゃんの1部分に方眼のマス目を引き、句読点や括弧の扱いとか改行の入り方とか、仮名づかいとか、現代語訳(?)とか、同じものと思って見ていたのがそれぞれかなりちがうというのを可視化してくれた。


そう、坊っちゃんの明治から平成の終わりかけに至るまでのスライドと解説に興奮!!



で、それらを見てたらおもしろい!でも!!
学校で習った作文の文章表現、職場で覚えた読みやすいとされる組版、自分が読んでて読みやすい本・読みにくい本とはなんだろうと考えてしまった。


わたしが読みやすいと思って組んでるものは最大公約数ではなかったのかも…つーかその時代時代で変わるもんなんだよな…としばらく考えてたけど、坊っちゃんのスライドがたのしくて、それどころじゃなくなっていた。


そして道後温泉オンセナート行きたい!
実物見たい!




オマケ。
港の町の珈琲と刃物の町の珈琲(刃物の町の方が持ち込み←わかるやろ)。


持ち込みの珈琲といただきものの珈琲とともに #おやつ #しろくまグラム

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おやつありがたい。





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谷川俊太郎と佐藤慶次郎の不思議 at ぎふメディアコスモス ドキドキテラス

佐藤慶次郎 作品展示「これは不思議だ!」の開催を記念して、親交のあった谷川さんのトークイベントがあったので行ってきました。
展示は1階のエントランスホールです。
今月30日までです。


↓イベントのお題目。
第1部「谷川俊太郎が語る、佐藤慶次郎の世界」
古川秀昭さん(前岐阜県美術館館長)と。
第2部「谷川俊太郎質問箱」
吉成伸夫さん(岐阜市立図書館長)と3人で。


古川さんが紹介をなさらないので、誰なのか話の内容から推測しながら話聞いてたけど、チラシにしっかり書いたった。

正直なところで失礼ながら、佐藤慶次郎さんが誰なのかもわからずに行ってたので、こんなおもしろい作品を作る作曲家がいたのか!とびっくりでした。
磁石で回りながらワイヤーを上下に動く作品のために自宅1階の天井ブチ抜くとかね、音のスキマの余韻を楽しむような実験音楽とかね、いろんなとこで聴いてる名もない音楽とかね。


谷川さんも「佐藤さんの作品のいいところはノンセンスなんだよね。それ自体に意味も目的もない」というようなことを言っていた。
受け手はただ不思議なソレをおもしろがればいいのに、大人ってやつは「どうやってこうなってるの」と説明できる何かにしたがる…てな感じのことも言ってた。


ちなみに谷川さんも「詩と私生活を重ねないでほしい」と終わり頃の質問コーナーで。
ココに出てくる話は時間順ではありません、ハイ。


いやー谷川さんステキやった。
カワイイおじいちゃん。
「わぁ、テレビとかラジオで見聞きしたまんまですね」っていう感激。

質問コーナーといえば「アンドロイドにどんな詩を読ませたいか(だったっけかな)」と言われ「アンドロイドとか精巧に作られるほどどうしても不気味に思ってしまう。ロボットより初音ミクに詩を読んでほしい」と答えていた。


ご本人による「アンパン」の朗読には、途中何度か「これほんとなんですよ」「これはこうなんですよ」と解説入りの本人じゃなきゃできない贅沢仕様。
朗読はあと「ひげ」が聞けた。
古川さんが見事なひげだったので、思わず見比べながら聞いていた。


吉成さんが岩手にいたときに「まづもろともに」の詩碑の字を谷川徹三さんに頼んだのに関わってた話をしてたら「それ、父が大きな紙にいっぱい書いてたの覚えてますよ」と返してて見てる側もちょっと興奮した。

吉成さんは東京生まれ東京育ちで、岩手でそんな仕事しててどうやって岐阜市立図書館長になったんだろう…ギモン増える…。
トークの内容以上の情報も多かった。

吉成さん曰く「子どもの声は未来の声」なので、この岐阜市立図書館は「静かにしてください」と言ってはいけないらしい(市民だけど知らなんだ)。
そして子どもが図書館に参加できるように「子ども司書」というのがおるらしい(市民だけど知らなんだ)。
谷川さんはその子ども司書さんに図書館内を案内してもらったらしい。


素敵な大人とは「他人を大切にできる人。その他人の中に子どもも含まれる」と言われてハッとした。
そんな感じに、ちょいちょい子どもは未来なことを考えさせられてしまうのでした。

「人間の年齢はグラフのようなものではなく、木の年輪のようなもの。中心にあかちゃんがいる」ということも言ってて、確かにアップダウンよりも若い自らを包んで現在のわたしがあるな…。
でもわたしのいま浮かんだイメージは、木の年輪より真珠みたいな感じかな…キレイ過ぎるかもだけど、石とか異物を包んで別のモノにして忘れちゃう的な…。
それだと中心はあかちゃんやないでかんわ。
余談でした。


その他質問は「なぜそんなに本のアイデアが出るのか→生活費がほしいから」などウィットに富んだミもフタもないのもありました。

依頼ありきで詩を書くから、そこに谷川さん自身はないらしい。
でも受け手が勝手に想像をめぐらせたくなるほど、何かが見えて聞こえる言葉たちがあるんだよなぁ。






トークイベント終わってから、ゆっくり佐藤慶次郎さんの作品見てきた。

あれ、これ知ってる。

特にススキが5本のやつ。
回転するシーソーもだけど。
ていうかこのトルネードのやつも写真や動画じゃなくてとても親しみがあるんだけど。


つーかススキのやつ、いつもなんとなくどこかで眺めてた気がするんだけどなぁ…。

と、思って岐阜県美術館の所蔵品検索したら佐藤慶次郎作品めっちゃあった。
じゃあたぶん県美でそれと知らずにふれあってたのか。
さわってないけど。

所蔵品もたまに入れ替わってるので、いつどのポイントで見てたのかはわからない。

ということで、岐阜県美術館に行きたいです。


そういえばトークイベント時、吉成さん曰く「めっちゃ子どもの字」の質問で「しんたろうさんは、にんきものなんですか?」というのがあった。
(しゅんたろうさん、じゃなかったらしい)
「人気者だと思いますよ、これだけの人が集まってくれたので」
と答えてた。

イス100席は開場前に並んでたひとで埋まってて、その周りにもたくさんのひとがいたもんなぁ。
遠くは九州から来た方もいたらしい。


とてもたのしかった。
疲れ果てて帰宅した過日、広報手に取ったわたし、ありがとう。
とてもステキな時間だった。





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DTPの勉強部屋 第43回勉強会

ひさびさのDTPの勉強部屋の勉強会! #しろくまグラム

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Session 1:お客様サービスにつながる新たなデザインの独自化
〜情報保障を実現するメディア・ユニバーサルデザインの考え方〜
スピーカー:鳥原久資 氏

なんとなく聞いたことあるけど、ぼんやりと理解できてない(←わたしが)メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)について。
「バリアフリーとユニバーサルデザインはちがう」「ユニバーサルデザインとは(障害を)特別扱いしないもの」という言葉が印象に残った。

弱視のひとだけでなく、老人も子ども…それだけじゃなく、言葉も文化もちがう外国人にも通じることを考えていかなくてはいけない。
オリンピックが近づいてきてる今日、東京のオリンピック会場から3番めに近くて、京都も近いのはセントレアなのだそうだ(思いつかんかった…)
外国人に向けては、とりあえずさておいて(おいちゃう)。

弱視の視界が疑似体験できるメガネ、東京の地下鉄路線図のポスターとそれに修正案のふせん貼ったもの、いろんなひとが見やすいようにデザインされたカレンダーなど、回覧する資料も多く、昼イチでぼーっとするヒマを与えないおもしろい講義だった。
スライド用に作ったパワーポインの書類がこわれてPDFで紙芝居状態になってたけど、わからないひとが興味持つには充分だと思った(おもしろい!)。

媒体によってターゲットがちがうというのもあるので、ぜんぶがそっちに向かなくてもいいんだろうけど、わざわざ誤解されるために作るワケではないし、いろいろ目からウロコ落ちる思い。
そして発信側の理解と知識の足りなさが、より不便さを招いてるというところに、ちょっとショック(というと大げさだけど)を受けた。
視覚的な障害の状態も個人差があるので、答えというのはないのだけど、色彩計画というか紙面構成というか、ものの考え方のポイントというか。
どうしても自分とちがう不便さを理解しづらいのでいかんなーとか、いろいろ考えさせられた。

回覧されてたテキストが欲しくなるくらいおもしろかったけど非売品だった。
検定用の問題集?なのかな(興味あるならちゃんと見とけよ)。
もうちょっと勉強したいというか、もう1回聞きたい。

「こうしなさいというより(いろんな視覚を持つ人に)伝わりやすいという付加価値」として持っていたい知識、とお話しされてました(おおよそ)。



Session 2:覚えておきたいInDesign時短テクニック
スピーカー:森裕司 氏

名古屋勉強会主催・森裕司さんのセッション。
ちょっと前にAdobeCCの2018がリリースされたし、アメリカで大きなAdobeのイベントあったしで、そんな話を中心に。
CC導入…したいけど個人だしなぁ…。



Session 3:アピアランス道2017
(グループの抜きとグループアピアランスで実現するアピアランスの新境地)
スピーカー:鷹野雅弘 氏

前にわたしが鷹野さんのセッション聞いたのは、10倍ラクするIllustrator仕事術の改訂版↓がでたころでしたか…(もっと最近のような気がしてた…老…)



たぶんそのときに「グループの抜き」についてちょっと話が聞けたんだと思ったんだけど、どうだっただろうか(メモは)。
グループの抜きの話をする前に、イラレ新バージョンに追加された機能(Photoshopにはもうちょっと前からあったらしい)とか、EmojiOneとか、プラグインFontselfMakerの話題をツカミでしてたら反応よかったらしく、ちょっと長くしてくれた。
太さのちがう道の地図をかけたアピアランス、グループにしちゃうと選択しづらくてめんどくさいんだよなーと思ってたやつはレイヤーにアピアランスかければよかったのか…じわーっと気になってたことが解決されていった。
あれ、わたし最初からカンチガイしてた?とかなってきて「Mac持ってこればよかった!」と思うこと数回。

鷹野さんのセッションは、テンポよくおもしろいのに「わかった!(やってみたい!)」というtipsが多くてステキ。
忘れる前に使わねば!



勉強会恒例?おやつ交換会。
たまに会う友人からおやついただけます(しあわせ)。


手前の栗きんとん大福は自らの持ち込み品です。
コバラ対策。


あと、勉強会恒例のじゃんけんでプレゼントいただけるやつ。

じゃんけん勝った!カレンダーもらった! #ぬい撮り #しろくまグラム

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もしや勝ったの初めてかもしれん…。


以前より開催期間の間隔が空いてるのもあるけど、とてもひさびさだった勉強会。
自分の進め方と知識がすべてとなってしまわないためにも参加してよかった。

がんばろーおー。




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