2017.09.01 Friday 19:49
at マツザカヤホール
〜9月4日
さっき行ってきたゴジラ展の、背景と客の見てくれを変えただけみたいな熱量の展覧会でした(目を細めながら)。
展覧会の最初の方、各年いちばん売れたリカちゃん51体(あれ?51体?)がズラリ。
その後ろに、初代リカちゃんのGS風ミリタリースタイルと、4代目リカちゃんで現代版ミリタリースタイル会場限定リカちゃんが並んでた。
見たら絶対買っちゃうので売り切れててよかったよ。
でもやはりお持ち帰りしたい気持ちもあった…。
初代から現在の4代目までフルモデルチェンジ(メジャーアップデート?)の間も、細かくマイナーチェンジしてるリカちゃん。
解説付きでそれらを確認。
2代目の後期〜3代目が、馴染みのある顔つき体つきで「おひさしぶりです!」って気持ちになった。
実は1体も持ってない。
当時の我が家の経済状況なのか、両親がワタクシの収集癖を見抜いたのか…。
それ以降のコーナーは、リカちゃんたち(服装ちがい)と、フレンドドールやファミリードール、リカちゃんハウスなどの関連商品、通園バックなどのヒトの子どもが使う派生商品、当時のテレビCM、リカちゃんのリーフレット、年表とファッション誌などなどで、各年代を振り返ってった。
60年代〜70年代のリカちゃんの服がカッコよすぎ!!
カラーリングもスタイルも「その服ほしい!」と思えるものばかりでうっとり。
服装は当時の流行が出るからね。
ミキハウス風のやつとか。
リカちゃんはひとんちにあるもんだったから、あまり手にしたこともないけど、アコガレてたもんなぁ。
世相を現すコラボもの多い。
モモガールリカちゃん(ポストペット関連品)とか現物初めて見れて「やっとお会いできましたね…」ってなった。
最後の撮影OKコーナーには、企業広告に使われたコスプレ?リカちゃん。
ひとつひとつ舐めるように撮影したいくらいだった。
いや、メンドクサイからしてない…。
リカちゃんと、細かく設定が変わったり増えたりする友だちや、ハウスやショップに、時代がなんとなく出るのを見てるのがたのしかった。
しかしママの設定が、初代(60年代)キャリアウーマン風→家庭のこともこなす完璧な母→家庭にいるやさしいママ(顔つきもかなり変わる)→親子コーデをたのしむ友だちみたいなママ…など、その時代時代の「理想の母親(妻?)像」を幼い子どもに見せてる気がしてモヤモヤしてきた。
「うちのママとちがう…こんなママほしかったなぁ」って言わせたいのかな…なんて考えちゃうくらいオトナになりました…(嗚咽)。
「大人(しかもおっさん)が考える少女の夢」ではあるのだけど、少女だったワタクシは、確かにリカちゃんにアコガレていたな。
リカちゃんを用いた哀しい設定の物語もたくさん作ってきたけど(ワタクシのまわりでは、みなしご設定流行ってた)。
いろんな子どもひきだしもオトナにひきだしも開いちゃう、たのしい展示でありました。
とてもよかった。
ステキ。
顔出しパネルの代わり?にリカちゃんのパッケージに入れちゃうフォトスポットが
あったけど、クマなので手前にいるからパッケージに収まってなかったり
目だけリカちゃんになってみたりした。
オマケ。
初代リカちゃんのモデル?になった牧美也子の描いたメーテル。
メーテルなリカちゃんより、そっちに食いついてた。
松本零士が牧美也子のキャラクター(って思い出すのは悪女聖書の業子…)描いたらどんな感じだろ…。