しろくま手帖。

基本3文。ムリヤリに3文。それ以外はココロのままに長文、乱文、やっぱり散文。

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谷川俊太郎と佐藤慶次郎の不思議 at ぎふメディアコスモス ドキドキテラス

佐藤慶次郎 作品展示「これは不思議だ!」の開催を記念して、親交のあった谷川さんのトークイベントがあったので行ってきました。
展示は1階のエントランスホールです。
今月30日までです。


↓イベントのお題目。
第1部「谷川俊太郎が語る、佐藤慶次郎の世界」
古川秀昭さん(前岐阜県美術館館長)と。
第2部「谷川俊太郎質問箱」
吉成伸夫さん(岐阜市立図書館長)と3人で。


古川さんが紹介をなさらないので、誰なのか話の内容から推測しながら話聞いてたけど、チラシにしっかり書いたった。

正直なところで失礼ながら、佐藤慶次郎さんが誰なのかもわからずに行ってたので、こんなおもしろい作品を作る作曲家がいたのか!とびっくりでした。
磁石で回りながらワイヤーを上下に動く作品のために自宅1階の天井ブチ抜くとかね、音のスキマの余韻を楽しむような実験音楽とかね、いろんなとこで聴いてる名もない音楽とかね。


谷川さんも「佐藤さんの作品のいいところはノンセンスなんだよね。それ自体に意味も目的もない」というようなことを言っていた。
受け手はただ不思議なソレをおもしろがればいいのに、大人ってやつは「どうやってこうなってるの」と説明できる何かにしたがる…てな感じのことも言ってた。


ちなみに谷川さんも「詩と私生活を重ねないでほしい」と終わり頃の質問コーナーで。
ココに出てくる話は時間順ではありません、ハイ。


いやー谷川さんステキやった。
カワイイおじいちゃん。
「わぁ、テレビとかラジオで見聞きしたまんまですね」っていう感激。

質問コーナーといえば「アンドロイドにどんな詩を読ませたいか(だったっけかな)」と言われ「アンドロイドとか精巧に作られるほどどうしても不気味に思ってしまう。ロボットより初音ミクに詩を読んでほしい」と答えていた。


ご本人による「アンパン」の朗読には、途中何度か「これほんとなんですよ」「これはこうなんですよ」と解説入りの本人じゃなきゃできない贅沢仕様。
朗読はあと「ひげ」が聞けた。
古川さんが見事なひげだったので、思わず見比べながら聞いていた。


吉成さんが岩手にいたときに「まづもろともに」の詩碑の字を谷川徹三さんに頼んだのに関わってた話をしてたら「それ、父が大きな紙にいっぱい書いてたの覚えてますよ」と返してて見てる側もちょっと興奮した。

吉成さんは東京生まれ東京育ちで、岩手でそんな仕事しててどうやって岐阜市立図書館長になったんだろう…ギモン増える…。
トークの内容以上の情報も多かった。

吉成さん曰く「子どもの声は未来の声」なので、この岐阜市立図書館は「静かにしてください」と言ってはいけないらしい(市民だけど知らなんだ)。
そして子どもが図書館に参加できるように「子ども司書」というのがおるらしい(市民だけど知らなんだ)。
谷川さんはその子ども司書さんに図書館内を案内してもらったらしい。


素敵な大人とは「他人を大切にできる人。その他人の中に子どもも含まれる」と言われてハッとした。
そんな感じに、ちょいちょい子どもは未来なことを考えさせられてしまうのでした。

「人間の年齢はグラフのようなものではなく、木の年輪のようなもの。中心にあかちゃんがいる」ということも言ってて、確かにアップダウンよりも若い自らを包んで現在のわたしがあるな…。
でもわたしのいま浮かんだイメージは、木の年輪より真珠みたいな感じかな…キレイ過ぎるかもだけど、石とか異物を包んで別のモノにして忘れちゃう的な…。
それだと中心はあかちゃんやないでかんわ。
余談でした。


その他質問は「なぜそんなに本のアイデアが出るのか→生活費がほしいから」などウィットに富んだミもフタもないのもありました。

依頼ありきで詩を書くから、そこに谷川さん自身はないらしい。
でも受け手が勝手に想像をめぐらせたくなるほど、何かが見えて聞こえる言葉たちがあるんだよなぁ。






トークイベント終わってから、ゆっくり佐藤慶次郎さんの作品見てきた。

あれ、これ知ってる。

特にススキが5本のやつ。
回転するシーソーもだけど。
ていうかこのトルネードのやつも写真や動画じゃなくてとても親しみがあるんだけど。


つーかススキのやつ、いつもなんとなくどこかで眺めてた気がするんだけどなぁ…。

と、思って岐阜県美術館の所蔵品検索したら佐藤慶次郎作品めっちゃあった。
じゃあたぶん県美でそれと知らずにふれあってたのか。
さわってないけど。

所蔵品もたまに入れ替わってるので、いつどのポイントで見てたのかはわからない。

ということで、岐阜県美術館に行きたいです。


そういえばトークイベント時、吉成さん曰く「めっちゃ子どもの字」の質問で「しんたろうさんは、にんきものなんですか?」というのがあった。
(しゅんたろうさん、じゃなかったらしい)
「人気者だと思いますよ、これだけの人が集まってくれたので」
と答えてた。

イス100席は開場前に並んでたひとで埋まってて、その周りにもたくさんのひとがいたもんなぁ。
遠くは九州から来た方もいたらしい。


とてもたのしかった。
疲れ果てて帰宅した過日、広報手に取ったわたし、ありがとう。
とてもステキな時間だった。





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