しろくま手帖。

基本3文。ムリヤリに3文。それ以外はココロのままに長文、乱文、やっぱり散文。

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新収蔵・北杜夫コレクションを中心に at 世田谷文学館 1階展示室
〜9月17日


北杜夫のいろいろが展示してあるとインスタグラムだかフェイスブックだかの投稿で見て「マジか!!!!!」となったので行ってきた。



とてもダイスキな北杜夫。

船乗りクプクプの冒険〜どくとるマンボウ航海記というコースで、とりあえずエッセイを読み(新品で買える範囲)小説も読み…まとめて買ったやつだと読みもらして積読になってるかもだけど。←おい


音楽の聴き方と同じで、気に入ったら何度か読んでた。
思い出したように読み返したり。



そんな何度も活字で読んできた文章が、この原稿用紙…!
原稿用紙に活字の指示が書き入れてあるのもアガる。

北杜夫は自身の書いた文字をいろんな描写(だいたいは字がキタナイと伝わる)で現してたそれが…これ…!
しつこいか。


原稿用紙のマスに対して、文字がちまちまと小さくてかわいらしい。

楡家の人びとの推薦文の三島由紀夫の文字が大きくやたら力強く見える。
アベック優勝の片方の「これこそ小説なのだ」は三島の推薦文の締めの文句。

それを読んでから楡家が始まるので、これも「うわぁ…///」ってなるポイントね。



もう片方の「愛する宗吉よ」は、父・斎藤茂吉からの手紙の冒頭に書いてある。
どくとるマンボウ青春期で、学校に通いながら詩を書くことに目覚めた宗吉青年の父に対する気持ちの中で、自分を否定する存在なのに手紙にそう書いてあるのにうんざりというか悩んでいるのが伝わるのだ。


その手紙も読んでみると「父を買いかぶるな、父の詩など読むな」「手先が器用だから外科医になりなさい」「いまは勉強をしなさい」など、心配して溺愛してる様子がよくわかる。
青春期を最初に読んだ頃に見たら当時の宗吉青年にでもなったつもりで「やれやれ」と思ってたかもだけど。


それにしても「アベック優勝」って、いまの子に通じるのかしら。
アベックが通じんか。



創作ノートもいくつか展示してあって、表紙に「おとどけ下さった方には謝礼を致します。」と住所が書いてあった。
よく落としたり失くしたりしたんだろうな。


虎党の北氏に贈られた掛布のバットとか、セブンスターにマンボウ・マブセ共和国のなんぞを包んだやつとか、著書以外で作家にふれる機会もなかったから少し深く知れたような気がしてうれしくなる。

いいもの見れてよかった。

そしていま気づけば多くの品物を寄贈されてるなら多くの所蔵品があるってことで、ココはマメにチェックしなかんスポットと気づいたのでした。
わーい。



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